アイスホッケーの歴史1
アイスホッケーの起源ははっきりとは分かりませんが、今現在のアイスホッケーの基礎となったのは1897年にカナダ・モントリオールで作られたルールです。
そのルールはラグビーのルールを基に作られたと言われていますが、それ以前にも氷の上でスティックとゴムボールを使ったゲームは行われていました。
当時のアイスホッケーは囲いもなく、硬いゴムボールのようなものを使っていましたが、あまりにも飛びすぎてゲーム進行が上手く行かなかったために、そのボールを切ってあまり飛ばないようにしてプレーしたと言います。だから、今のような円筒型の平らな形になるまでは、八角形だったりしたこともあったようです。
ゴールは2本の氷柱を使ってポストにし、ネットはありませんでした。また、2人のアンパイアがゴールの近くに立ち判定をしました。レフェリーはリンク中央で試合開始の合図を送っていました。
1チームのメンバーははっきりとは決まっていず、同じ人数なら良いとなっていました(現在では6人)。
アイスホッケーの歴史2
1880年代にはカナダ東部の各地区へ広まっていき、1887年にはオンタリオ・ホッケー連盟が結成され、リーグ戦も行われるようになりました。
その後、国境を越えアメリカ北部・中西部まで広がり、1896年には、アメリカで初の公式ゲームがニューヨークで行われました。アメリカで本格的に浸透していくのは1904年に室内リンクができてからです。
そしてカナダ・アメリカを中心にアイスホッケーはウィンタースポーツの花形として大学などでも盛んに取り入れられるようになり、クラブ・チームも多く結成され、プロチームと発展し、1917年11月22日、世界最強のプロリーグ、ナショナルホッケーリーグ(NHL)がスタートしました。
1997年秋には、NHL初の試みとして、北米以外で公式戦が日本で行われました(ヴァンクーヴァー・カナックス 対 マイティダックス オヴ アナハイム)。1998年長野で行われる冬季オリンピックでは正式種目として、アイスホッケーが取り入れられました。