スノーボードの歴史
スノーボードにおける歴史は、結構古いもので、1800年代には、スノーボードの原型がすでに誕生していたと言われています。とはいえ、現状のスノーボードと比較すると、とても劣った性能のもので、1枚の板だけで雪山を滑っていたそうです。
そんな時代が長く続き、1963年になりますと、アメリカで徐々に原型のスノーボードに近づいていくようになります。トム・シムス氏が製作した、スケートボードを加工して作られたものが代表的で、その時点での名称は、「スキーボード」だったそうです。
1965年になると、シャーマン・ポッペン(ShermanPoppen)氏が作った「Snurfer(スナーファー:snowとsurferの合成語)」が注目されるようになります。
これは名称からもご理解できるように、雪上サーフィンをイメージして作られたそうです。なんでも、このアイテムに関しては、おもちゃがアイデアになったんだとか。とはいえ、まだまだ原型には程遠いもので、小さなサイズからなる合板に、紐をつけバランスを簡単に取ったものでした。
当然、このスペックでは迂回滑走などが不可能で、真直ぐに斜面を滑り降りることしかできなかったのです。ここから、スノーボードに急激に近づいていくこととなります。
スノーボードの特徴
スノーボードの特徴は、やはりサーフィンやスケートボードがルーツになっていることもあって、横乗りということです。その為、スキーなどの2足滑走スタイルのスポーツと比較すると、初心者には難しいともいえます。
コツを掴むためには、何度も練習する必要がありますし、何より感覚に慣れることが最重要と言えるでしょう。
スノーボードは、いわゆるサイドウェイスタンス(非対称、横乗りといった意味)なので、なかなか上達するまでに苦労するという点も、好まれているスポーツだと思います。
当然、慣れてしまえば、難なくコントロールすることができますが、それまでにが大変ということです。また、スノーボードにはスタンスがあるのも特徴です。
一つは、軸足を前にして、利き足を後ろに置き、左足が前になるレギュラースタンスが挙がります。二つ目がその逆である、右足が前になるグーフィースタンスです。
これは利き足によって左右されますので、右手利きの方が多いために、グーフィーよりレギュラーの方が多いようです。
しかしがら、利き足の概念が必ずしもあるわけではなく、感覚として、右利きなのにも関わらずにグーフィースタンスで滑走する方もいます。