ワールド・ベースボール・クラシック①
■WBCの意義
ワールド・ベースボール・クラシックこと通称WBCが行わる意義としてはどういったものが考えられるのでしょうか。
やはりそれは今までの野球界において希薄とされていた「自国の代表として戦う」「世界一の国を目指して戦う」といったことではないでしょうか。
元々アメリカや中米、日本や韓国などではプロ野球選手として自国のプロリーグであったり、アメリカのメジャーリーグで活躍する事が全てで、オリンピック以外に国と国との真剣勝負する機会というのはほとんありませんでした。
しかしこのワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が開催される事になり、愛国心をもったプロ野球先週が数多く参加を表明する一方、開催時期が自国のリーグ戦前という事があるため、そちらを優先するために辞退する選手も多くでました。
例えば日本でもメジャーリーグ選手であったイチロー選手や松坂投手などは参加しましたが、松井秀喜選手は不参加するなど個人によって判断は大きくわかれました。
■歴代優勝国
今までWBCは4回開催されており、歴代の優勝国と準優勝国は以下の通りです。
【歴代優勝国、準優勝国】
●第1回大会(2006年)優勝:日本、準優勝:キューバ
●第2回大会(2009年)優勝:日本、準優勝:韓国
●第3回大会(2013年)優勝:ドミニカ共和国、準優勝:プエルトリコ
●第4回大会(2017年)優勝:米国、準優勝:プエルトリコ
日本は第1回大会は王貞治監督のも見事優勝し、第2回大会も原辰徳監督のもと見事連覇を果たしました。
ちなみに過去4大会全てベスト4まで勝ち残っているのは日本だけです。
尚、第5回大会は本当は2021年に開催される予定でしたが、世界的に流行した新型コロナウイルスの影響で2023年に延期されることになり、それに関連し、第6回大会も2026年の開催となりました。