卓球
卓球では、正式な試合前では審判立会いの元ではじめにジャンケンをして、勝った方がレシーブかサーブを選択することが出来ます。サーブも正式にはサービスと言われています。
サービス権は2本打つと交代となり、サービスまたは、レシーブをミスすると相手に1点加えられます。
試合が進行し、先に11点取った方が勝ちとなりますが、もし、10対10になってしまった時は、ジュースと言って先に2点取った方が勝ちとなります。
1試合に行われるゲームは7ゲーム制、或いは、5ゲーム制のどちらかです。7ゲーム制の場合なら4ゲーム先取、5ゲーム制の場合なら3ゲーム先取したチームが勝利となります。
ただ、最終ゲームの時には、5点先取した際にコートをチェンジするという細かいルールになっています。
そして、試合形式はシングルス、ダブルス、団体戦があります。シングルスは、基本的に上記にあげてきたルールで行います。
ダブルスになると、少しだけルールが加わりペアが交互にレシーブをしなくてはいけないというルールとなります。
卓球のラケット
卓球のラケットには、シェイクハンドとペンホルダーの日本式と中国式、ハンドソウという四種類のラケットがあります。世界卓球などの卓球競技でよく目にするラケットは、シェイクハンドです。
このラケットは最も馴染みの深いラケットで、フォアハンド、バックハンド両方、強い球が打ちやすいという特徴があります。
ヨーロッパの選手のほとんどが、シェイクハンドを使ってます。日本でも愛ちゃんが使ってますよね。
また、ペンホルダーは日本や中国でよく見るラケットです。ペンホルダーは、日本式と中国式の二種類に分かれます。
日本式はグリップにコルクが使用されており、ラバーが片面に貼られているのが特徴で、軽量ですが、バックハンドでの強い打球が打ちにくいというデメリットも備えているラケットです。
一方、中国式は中国の選手がよく利用しており、持ち手の部分を短く切ったような形で、両面にラバーを貼っています。
そして、ハンドソウというラケットがあります。これは、見かけるはあまりありませんね。
このラケットは銃を握るように持つタイプのラケットで、曲るドライブが打ちやすいというのがその特徴です。
サーブボール
サーブのボールは、できるだけ低いボールが相手にいくようにすることが基本です。高いボールだとスマッシュの餌食になってしまいます。
回転の効いたサーブの打ち方について、説明します。まず、1つ目は、上回転(ドライブ)の打ち方からです。
上回転のサーブを打つ場合、ボールを上に投げて、ラケットをボールにかぶせながら、ボールの上部をこすりあげるスウィングで振り抜きます。
ボールがラケットに当てるタイミングですが、できるだけ低い打点で打つようにしましょう。
次に、下回転(カット)のサーブの打ち方です。卓球台とラケットの面をできるだけ平行にして、ボールの下側をこするようにして打ちます。
ボールがラケットに触れる瞬間に、手首のスナップを聞かせ、動きを早めるとより回転が効きます。
卓球のレシーブ
卓球のレシーブにはいろんなケースがあります。その時その時の相手が繰り出してくるサービスの応じて、瞬時に判断し、そのレシーブの仕方を決め、打ち返します。
例えば、相手のサービスが高いボールだったら、即効スマッシュで決める事もありますね。これは、いわゆる2球目攻撃。
まず、レシーブの仕方を正しく判断するには、相手がどんな回転のボールを打ったかを目で確認することが重要です。これができなければ、2球目で終了になってしまいます。
相手も回転がばれにくいようなスウィングでサービスを打ってきますが、いろんなサービスを受けてみて、どんなスウィングの時にどんな回転がかかってくるのか慣れる事も必要ですね。
ボールの回転の特性を知って、その回転に応じたレシーブをすることが必要です。
スマッシュ
卓球の技の中で最も攻撃的で決定打になりやすい技。それがスマッシュです。勝負どころでは必須の技といえるかもしれません。相手からのサーブやリターンが高めに浮いたらスマッシュチャンスです。
ラケットがボールに届く範囲にすばやくフットワークを使って移動し、バックスイングで力を貯めます。
そしてボールの動きをよく見て、ボールが最高点に達した瞬間に渾身の力を込めてラケットを振りぬきます。
右足から左足にウェイトシフトすると同時に左足を全体重を乗せるように踏み込むと強いスマッシュを打ちやすいです。勢いをつけすぎて前のめりに態勢を崩さないように注意してください。
スマッシュはめいっぱいの力で打つのでコントロールがつけにくい一面もあります。ネットにかかったりオーバーしてしまったりすることもあるので、どのくらいの高さがあればスマッシュを狙えるか、インパクト時にどのくらいラケットを被せればよいかを考えながら練習してみてください。
ドライブ
習得難易度は高めなのですが、さまざまな機会で使える技がドライブです。
ドライブとはボールに前回転をかけることにより、相手のコートに入った瞬間、強く弾み球足が伸びます。
相手のどんな球種にも対応できるのでラリーで打ち勝つには必須の技かもしれません。
ドライブを打つには、バックスイングと同時に身体を沈みこませる感じで力を貯めます。ボールにタイミングを合わせ伸び上がるようにスイングを行い、ボールの上をこすりつけます。
スマッシュではボールの最高点でインパクトしますが、ドライブでは少し落ちてきたときにインパクトすると決まりやすいです。
ボールに強烈なトップスピングかかるため、オーバーミスをしにくくなるという利点もあります。
またインパクト時に多少角度をつけて横回転もまぜると相手のコートに着地した瞬間に斜め前方に伸び、相手の空振りも誘えますよ。